雄星 フォークで侍・秋山斬り!安打製造機お手上げ「凄くいい球」

[ 2017年2月15日 08:30 ]

西武紅白戦   紅組2―0白組 ( 2017年2月14日    南郷 )

紅白戦で先発した菊池は1回を無安打2奪三振の好投
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 2球で手応えをつかんだ。2年連続で開幕投手を務めることが決まっている西武・菊池が14日、今季初実戦となる紅白戦に先発。先頭打者の秋山に対し、1ストライクから135キロの新球フォークを投げて空振りを奪った。3球目も低めに落ちる136キロでバットに空を切らせ、3球三振。「フォークはいいところに投げられた。135、6キロ出ていれば十分」という納得の出来だった。

 持ち前の剛速球にスライダー、カーブを織り交ぜた投球から、さらに幅を広げるために縦の変化球に挑戦。スプリットのように浅い握りで直球の軌道から小さく落とすイメージで投げている。秋山は新球を試すには絶好の相手だった。「空振りが少ない打者だから投げた。(追い込んでから)三振しない打者を1球で抑えられた」と自信をつかんだ。侍ジャパン入りしている秋山は「真っすぐの軌道から落ちた。左投手のフォークは見慣れない軌道だし、2ストライクで真っすぐだと思って空振りしているわけだから凄くいい球だと思う」と太鼓判を押した。

 続く源田はスライダーで空振り三振。栗山を147キロの直球で遊ゴロに打ち取り、3人で1イニングを終えた。全15球でフォークは秋山への2球だけ。左打者3人を料理し、最速は151キロをマークした。エースの仕上がりに、辻監督は「良かったんじゃない。自信にしてくれればいい」と安心した様子。次は19日の紅白戦で2イニングを投げる予定で「右打者に投げていないので、右へのフォークや内角球を試したい」と冷静に話した。(渡辺 剛太)

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