日本野球界番付編成会議 阪神・糸井が初の三役入り、巨人2選手が大関陥落

[ 2017年2月11日 19:32 ]

2017年野球界番付会議に出席した塩村和彦氏
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 プロ野球全選手の実力番付を決める「2017年日本野球界番付編成会議」が11日、大阪市内のホテルで開かれ、オリックスから阪神へFA移籍した糸井嘉男外野手(35)は東前頭2枚目から、東小結へと初の三役入りを果たした。野球界番付社の塩村和彦代表は「糸井選手は今年タイトルを獲れば、大関は間違いない」と昇進に太鼓判を押した。

 杉内俊哉投手(36)が全休し、91試合の出場にとどまった阿部慎之助内野手(37)と合わせて巨人2選手が大関から陥落。代わって西小結の中田翔内野手(27)がパ打点王の貫禄を見せ、関脇を飛び越え一気に西大関の座についた。だが、昨季に続いて横綱は不在。「残念な結果です。でも、打点王の中田選手の昇格は問題ないし、大谷選手ら将来の横綱候補はたくさんいます」と塩村代表は今季の活躍を期待していた。中でも阪神・糸井は「体幹の強いアスリート。ケガが心配ですが、もっともっと上へ行く人です」と大関、横綱への最右翼の1人とみていた。

 昨季のパMVP日本ハム・大谷翔平投手(22)は昨年の十両東筆頭から西小結へジャンプアップ。同期で十両西筆頭だった阪神・藤浪晋太郎投手(22)は東前頭15枚目への昇格と大谷には水を開けられた形だ。史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手(26)も糸井と同じく小結へ。幕下から新十両となった広島・野村祐輔投手(27)、DeNA・筒香嘉智外野手(25)と三段目から一気に十両入りした広島・鈴木誠也外野手(24)ら若き力が台頭する中、35歳の糸井が頂点を目指す。

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2017年2月11日のニュース