西武・牧田 WBCへ右肘不安一掃105球「おおげさですよ」

[ 2017年2月11日 05:30 ]

ブルペン投球をする牧田
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 西武・牧田がブルペンで今キャンプ最多の105球の投げ込みを行った。

 右肘の張りで第2クールはブルペン入りを2度回避したが、「(報道を)ヤフーニュースで見ました。おおげさですよ。見ての通りです」と穏やかな笑み。侍ジャパン投手陣に不可欠なサブマリンが不安を一掃した。

 本番を想定し、繊細な部分にもこだわった。60球を投げ終えると、待機部屋へ向かった。WBC公式球が入った箱を持って再びマウンドに戻り、違う球を選び直して投球を再開した。「ファウルになると球が替わる。それを想定して。同じ国際球でも(縫い目の)ヤマの高さが違う」。球を選び直した回数は5度。汚れがあった球、新球などいろいろな球を選び、指のかかり具合を確認した。

 投げ込みを行った環境にも狙いがあった。この日の宮崎・南郷は寒波の影響で気温4度。「寒い方が(球が)乾燥して投げづらい。悪条件で投げたい」と意図を説明した。WBCで勝ち進めば、準決勝、決勝の会場はドジャースタジアムで、米西海岸は乾燥気候だ。国際試合の経験が豊富な牧田はあらゆる事態を想定し、用意周到に準備を進める。 (平尾 類)

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2017年2月11日のニュース