藤浪 紅白戦2番手登板へ WBC想定「気を使ってくれたんでしょう」

[ 2017年2月8日 05:30 ]

座りながら恋ダンスを踊る藤浪
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されている阪神・藤浪は、実戦でも「WBC調整」を進める。紅白戦では本職の先発ではなく、2番手として登板予定。侍ジャパンでは第2先発を含めた中継ぎで起用されることを考慮された。

 香田投手コーチも「第2先発という意味もある。代表では、そんな使い方になるんでしょ?」と意図を説明した。

 「僕から希望は出していません。気を使ってくれたんでしょうね。香田さんから『どうする?』と言われた時には『どっちでもいいですよ』と答えました。この時期はリリーフで投げることもありますし、長いイニングではないので(感覚も)変わらないと思います」

 普段と起用法が変わっても、藤浪の調整テーマに変わりはない。今春キャンプでは、特に「バランス」を重視。土台さえしっかりしていれば、どんな起用法にも対応できる。だから今年初の実戦登板に向けても「バランス良く投げて、打者がどういう反応をするか見たい。ブルペンでは分からないことがたくさんあるので」と課題を挙げた。

 この日はブルペンで67球。全球種を投げクイック投球も4球まじえた。「とにかく自分のボールを、どれくらい良いバランスで投げられるか。打たれる打たれない以上に大切なことがある。仮に打たれても、打たれて分かることもある。確認すべきことはたくさんあります」。WBC、そして5年目シーズンへ向け、着実に調整を進めていく。 (惟任 貴信)

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2017年2月8日のニュース