巨人新助っ投カミネロ バキボキへし折った 柿沢「重くてエグい」

[ 2017年2月8日 05:30 ]

フリー打撃に登板するカミネロ
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 巨人の新外国人カミネロは志願し、フリー打撃に初登板。11球目に内角に直球を投げ込むと、柿沢のバットは根元の部分から折れた。続いて18球目、今度はスプリットで重信のバットを粉砕。最速164キロを誇る守護神候補は「球は良かったよ。今の時点で8割ぐらい。打者に投げるのは久しぶりなのでマウンドの感触を確かめるのがテーマだった」と振り返った。

 球を受けた宇佐見は「140キロ後半は出ていたと思う」と証言する。速いだけではない。右のスリークオーター。上げた左足がインステップするため、打者にとって球の出どころが見づらいフォームだ。クロス気味に内角を攻められた左打者の柿沢は「速すぎて打った球が何か分からない。重くてエグい。右打者はもっと打てないと思う」と驚きを隠せなかった。

 30球のうち19球がボール球も全て低めに制球され、打者がスイングした6球で安打性はなかった。クイック気味に投げる場面もあり「試合のシミュレーションをした。早く試合で投げたい」とカミネロ。守護神の座を争う沢村やマシソンを脅かす存在になりそうだ。 (重光 晋太郎)

 ▼阪神・太田貴スコアラー バット2本も折っているので、球が重いのが分かる。

 ▼中日・加藤光教スコアラー 球が荒れているので、ああいう投手が後ろに出てくるのは嫌。

 ▼ヤクルト・西沢浩一スコアラー 制球力が増して、スライダー、カットボールを投げ分けられたら嫌な投手。

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