中日ドラ1柳 4被弾もキラリ 伸びる直球&対応力

[ 2017年2月8日 05:30 ]

フリー打撃に登板した中日のドラフト1位・柳
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 中日のドラフト1位・柳(明大)が7日、初のフリー打撃に登板。セの他5球団のスコアラー陣の目が光る中で打者2人に直球のみ54球を投げて上々の評価を得た。

 「ひとつ段階を踏めて良かった。テンポよく強い球を投げることを気をつけました。ボール1個分高かったので、下げていきたいです」

 計4被弾はプロの洗礼か。近藤に29球で1本、高橋に25球で3本のサク越えを許し、安打性10本。それでも落ち着いてテンポよく投げた。阪神の山脇スコアラーが「高かったけど、真っすぐに打者が差し込まれていた」と話せば、広島の田中スコアラーも「高めに浮いた後ストライクを取ったり、対応能力があった」と高評価。今クール中にシート打撃に登板予定で、森監督も「一つ一つ段階を上がってくれたら」と及第点を与えた。

 大野、若松が立候補している開幕投手に、森監督がテレビの番組で「柳あたりが手を挙げてくれたら」と発言していたが、それには「立場が違う。まずは実戦で結果を出してからの話です」と足元を見据えた。「(注目されるのは)今だけ、今年だけで終わらないようにしたい」ととにかく冷静だった。 (細川 真里)

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2017年2月8日のニュース