【鈴木啓示氏の目】ドラ1寺島 マー君にも感じた鍛えがいのある体

[ 2017年2月7日 08:50 ]

ブルペン入りした寺島
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 腰から下が、がっちりとしている。それがヤクルト・寺島を見た第一印象だ。鍛えがいがありそうな体。高校から入ってきた投手では少し前になるが、楽天・田中(現ヤンキース)の初見で同じことを感じたのを覚えている。

 フォーム自体はまとまっていた。ただ、初めて投手板を踏んで投げた段階にすぎず、力の入れ方は10のうち、まだ1か2だ。下半身の力で自然と腕が振れてくる、そういう理想的な投げ方を力が入った時にもできるかどうか。これからのチェックポイントになる。

 繰り返すが、素材としては楽しみ。鍛えようと思えば鍛えられそうな体だ。チームの方で用心してペースを抑えさせているようにも映ったが、寺島に関しては「鉄は熱いうちに打て」でいい気がする。鍛えていけば、体の回転を使って、もっともっといい投げ方になりそうだ。 (スポニチ本紙評論家)

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2017年2月7日のニュース