中畑清氏 中日は台風の目 京田&石岡ブレークならひょっとするかも

[ 2017年2月4日 10:20 ]

中畑氏(右)と談笑する森監督
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 今年は違うぞ。スポニチ本紙評論家の中畑清氏(63)が3日、中日の北谷キャンプを訪れて駒大の1年後輩、森繁和新監督(62)を激励。明るく活気の戻ってきた新生ドラゴンズに「台風の目」を予感した。その鍵を握る新戦力は――。

 声がよく出てる。カラ元気でもいいから、こうでなくっちゃね。活気が戻ってきた中日。モリシゲも手応え感じてるんじゃないかな。新監督といっても、前からそんな雰囲気を持ってたし、楽しみな新戦力がいる、いる。

 まずは新外国人のゲレーロ。タイミングの取り方が日本人に近く、ヘッドスピードが速い。去年入ったビシエドと同じキューバ出身。お互いの存在が心強いんじゃないかな。孤立感に陥る心配がなく、相乗効果が期待できる。クリーンアップはこの2人と侍戦士の平田で決まりだね。

 若手ではルーキーの京田がいい。コンパクトなスイングの左打ち。ひょっとしたら堂上を控えに追いやってショートのポジションを奪うかもしれない。使えば絶対伸びる選手だ。2年目の石岡も楽しみだね。ソフトバンクの柳田ばりのフルスイング。一塁しか守れないらしいけど、よければビシエドを外野に回すことも考えているみたい。

 1月に行われた新監督の激励会。私は「まだ優勝はいいよ。とにかくチームを明るくしてくれ」と言ったけど、モリシゲはひそかに「最下位からの優勝」の奇跡を起こそうと思ってんじゃないかな。京田と石岡がブレークしたら本当に面白いと思う。でも、いきなりは…。現時点では「セ・リーグの台風の目になるかも」という程度にしておこうかな。 (スポニチ本紙評論家)

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2017年2月4日のニュース