NPB 大谷のWBC出場可否判断へ「将来を含めて考えないと」

[ 2017年2月3日 05:45 ]

1人別メニューで調整する大谷(中央)
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 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長(59)は2日、日本ハム・大谷がWBCへの投手出場を断念したことに関し、NPBの現状認識についての公式見解を示した。球団と代表で認識の違いが生まれたことへの説明とともに、早急に大谷の出場の可否の判断、それに伴う代替選手選考を進める考えを示した。日本ハムは米国時間1日、アリゾナ州ピオリアでキャンプインした。

 侍ジャパンの選手選考を担うNPBが、大谷の投手断念を巡る球団と代表側での認識の違いが生じたことについて「連絡の行き違いがあるのは確か」と認めた上で、NPBとしての現状認識を詳細に説明した。

 「こちらはキャンプになって(詳細な)情報が入ると考えていた。(日本ハムが)会見をするという認識はなかった。全体の編成に関わることなので小久保監督やコーチに判断してもらうには、情報が足りなかった」

 球団側からの報告については(1)右足首の状態による調整が難しくなっている(2)投手としてコンディションを100%持ってくるのは難しい(3)打者としては全体の進み具合で可能性がある――の3点であったとした。問題は(2)で、「投手辞退」へ向けての報告を行ったとする球団側と、大谷の現状報告と捉えたNPBで認識の差が生まれた。井原事務局長は「3点の報告から(それ以上の)細かい状態について聞いていなかった」とした。

 前夜からNPBと球団のメールによるやりとりなどで、詳細な情報収集とともに、お互いの認識の差を埋める作業を行ったという。井原事務局長は「(球団発表は)大谷君のことを思ってのこと。負担を軽くすることもあったのでしょう」と一定の理解を示した。

 異例ともいえる見解発表。大谷をメンバーから外すかどうかの判断へ向かう前にも、これ以上の無用な混乱を防ぐ必要があった。最終メンバーの提出期限は6日(日本時間7日)で、出場の可否を巡る判断を一両日中に行う。巨人キャンプを訪れた小久保監督は「NPBと日本ハムで細かいところ(の調整)をやっている。詳細が上がってから判断したい」と話した。現場とNPBで認識の違いを生まないためにも、情報収集はNPBと球団に一元化する方針。日本ハムのキャンプ地に滞在中の稲葉打撃コーチとの連絡についても「取れると思うがやらないです」と徹底している。

 「NPBとしては、大谷君の選手としての将来を含めて考えないといけない。(メンバー)変更を含めて検討を早急に進める」と井原事務局長。最終決定が迫る。

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