メジャー4年目マー サイ・ヤング賞誓う「求めるところ高い」

[ 2017年2月2日 05:30 ]

ニューヨークへ出発するヤンキース・田中
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 ヤンキース・田中が日本人初の「サイ・ヤング賞」への道を歩み始めた。成田空港発の日航機で4年目のシーズンへ向け渡米。各リーグの最も優れた投手に贈られる賞について「去年、初めて投票してもらえた。フルシーズン戦ったら自然とそういう権利、可能性は出てくると思う」と言及した。

 昨季はチームトップの14勝4敗で、防御率3・07はリーグ3位。30人の全米記者協会員の投票で決まる「サイ・ヤング賞」では、4位1票と5位4票が入り、7位だった。これまでは13年ダルビッシュ(レンジャーズ)の2位が最高で、日本人の受賞はない。「フルシーズン戦うのは最低限。かつ結果を求められるポジションだと思う。自分の求めるところも高い」と真剣なまなざしで投手の世界最高峰をにらんだ。

 日本人初の3年連続開幕投手は決定的で、「狙うというより、自分がやるんだという気持ちしかない」ときっぱり。移籍騒動に揺れた1年目、右肘の不安や手術明けだった2、3年目と違い、4年目は初めて万全の調整を積んで臨める。地に足着けた力強い足取りで、田中は決戦の地へ向かった。 (後藤 茂樹)

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2017年2月2日のニュース