大谷の右足首痛 骨除去手術は「最後の手段」整形外科医が解説

[ 2017年2月2日 05:34 ]

大谷 WBC投手出場を辞退

早朝からトレーニングを行う大谷
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 日本ハム・大谷が病院で診断された「右足首の三角骨による痛み」について、井尻整形外科の井尻慎一郎院長(59)はこう話す。

 三角骨の障害は別名「足関節後方インピンジメント症候群」と言います。インピンジメントは「挟み込む」などの意味。アキレス腱の奥にある小さな骨(種子骨)の三角骨が締め付けられることで痛みが生じます。バレエダンサーが爪先立ちの動き(底屈)をした際などに、曲げた足首の骨が痛むもので、サッカーなどのスポーツ選手にも見られます。大谷投手は投球のフィニッシュの瞬間に軸足でマウンドを強く蹴る。その動きが「底屈」となって影響したのかもしれません。治療は消炎鎮痛剤、湿布を利用したり、注射を打つなりします。手術による骨の除去は最後の手段と考えていいでしょう。

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2017年2月2日のニュース