松坂 第1クールからガチ投げも!「早く打者に投げられたら」

[ 2017年1月31日 05:30 ]

お神酒を受ける松坂
Photo By スポニチ

 順調な調整を続けるソフトバンク・松坂が、キャンプ第1クールからフリー打撃に登板する可能性が出てきた。

 完全復活を期すベテラン右腕は午前中、福岡市の筥崎宮(はこざきぐう)で必勝祈願に参列。ヤフオクドームでのミーティング後、約1時間かけて筑後市のファーム施設に移動すると約90メートルの遠投、変化球を交えたキャッチボールで精力的に汗を流した。本人は「荷物出しのついでですよ」とかわしたが、オフのプエルトリコウインターリーグ参戦、年末年始もほぼオフなしで調整してきただけに「なるべく早く打者に投げられたら。キャンプに入ってすぐにでも投げられる」と手応えは感じている。

 キャンプはB組(2、3軍)スタートが正式決定。倉野投手統括コーチは「第1クールの最終日からフリー打撃の登板は組んである。第2クールからはベテランも投げてもらう予定」としたが、松坂は「(言われた日より前に)行くかも。僕の方から言うだろうし」と、状態次第では第1クール最終日の5日にもフリー打撃登板を志願する。

 必勝祈願に向かうバスの車中では、隣席となったドラフト2位左腕の古谷(江陵)からの質問攻めに丁寧に答えた。「来てくれというわけではないが、普通に生活の中で聞きたいことがあれば遠慮せずに」とキャンプでも若手らに惜しみなく、経験を伝えるつもりだ。

 母校・横浜高の終身名誉監督を退任した恩師・渡辺元智氏には「1軍で投げられるようになって、招待できればいいなと思う」と話した。完全復活に向けて“平成の怪物”は、キャンプ初日から飛ばしていく。

続きを表示

2017年1月31日のニュース