球春到来!キャンプイン前日のワクワク感 今年はどんなハプニングが…

[ 2017年1月31日 10:30 ]

楽天の久米島キャンプで、野村沙知代夫人(右)に耳打ちされる田中将大投手(中)の前で苦笑いの野村克也監督(2007年撮影)
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 何やらハプニング続きの球春到来だ。米アリゾナ入りした日本ハム・大谷は、発熱で合同自主トレ初日に不参加。国内2大キャンプ地の1つ、沖縄では30日に那覇空港で自衛隊機の故障トラブルで滑走路が一時閉鎖した。31日には先乗りでキャンプ地入りしている球団以外が、満を持してそれぞれのキャンプ地へ入る。

 私も沖縄へ飛んだ。1月31日。近年は前もってキャンプ地で合同自主トレを行う球団も多い。球界の大移動も分散化がトレンドだが「キャンプイン前日」のちょっとした高揚感は、プロ野球担当記者を何年やっても変らないものだ。

 ちょうど10年前の1月31日。場所は久米島だ。楽天が仙台から移動しキャンプ地入り。記者にとって最も記憶に残っているアクシデントが起きた。当時の野村監督が宿舎ホテルの入り口の階段でつまずいて転んだ。「初っぱなから珍プレーをやってしまった。縁起が悪い」と苦笑いのノムさん。とっさに出した「楽天が“転落”や」の一言はさすが。紙面でも大きく扱われた。やはり「面白さ」に関しては、予定や想定を超える現象やハプニングが上だ。

 球団関係者にとっては順調に、想定通りにまずはキャンプを終えることが何よりの願い。マイナスのハプニングはなるべく避けたい。一方で、歓迎すべきは予期せぬ若手の台頭など、期待以上の新戦力のブレークだ。

 新たなシーズンへ向けてファンの皆さんも期待を膨らませる1月31日。そして2月1日には、ユニホーム姿の選手たちが、グラウンドに帰ってくる。(記者コラム・春川 英樹)

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2017年1月31日のニュース