作新学院のエース大関 史上5校目快挙へ東西横綱斬る!

[ 2017年1月28日 05:56 ]

第89回選抜高校野球大会出場校決定

笑顔を見せながら雲龍型を披露する大関(中央)ら作新学院ナイン
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 史上5校目の夏春連覇を目指す作新学院のエースが、ナインの前で土俵入りのポーズをとった。「(小針崇宏)監督からは“横綱になれ”と言われているので、少しでも横綱に近づけるように頑張りたい」。名字は大関。新横綱・稀勢の里が大阪でデビューする春、隣県の甲子園でマウンドに立つ。高校球界の両横綱ともいうべき強打者の早実・清宮、履正社・安田にぶつかる。「清宮君には(内角を)攻めていきたい」と宣言した。

 最速135キロながら強気な投球を武器に、昨秋は栃木県大会と関東大会を制覇。この冬は、同校OBで競泳の萩野公介もかつて使用した校内プールでトレーニングに励む。肩甲骨の可動域を広げ、肺活量を上げることが目的。「可動域が広がれば球の勢いが違ってくる」と目標の140キロ突破を見据える。

 昨夏甲子園ではメンバー漏れ。準決勝までボールボーイを務めた先輩投手から、決勝で「来年のために最後はおまえがやってこい」と役を譲られた。「優勝した後、ベンチ前で今井さんに“来年行けよ”と声を掛けてもらった」。ドラフト1位で西武入りした右腕から受け継いだ背番号1が躍動する。 (原田 真奈子)

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2017年1月28日のニュース