オリ吉田正 感激!室伏氏から“金トレ”指導 直筆ラブレターで実現

[ 2017年1月26日 06:30 ]

東京医科歯科大学教授の室伏氏(右)から指導を受ける吉田
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 オリックスの吉田正尚外野手(23)は25日、都内の東京医科歯科大学での自主トレーニングを公開。2004年アテネ五輪男子ハンマー投げの金メダリストで、同大で教授を務める室伏広治氏(42)から指導を受け「金メダルメソッド」を注入された。

 重さ40キロのバーベルの両端に、室伏氏が現役時代に大会で使用していた7・26キロのハンマーをぶら下げる。これを吉田正が担ぎ、前後に揺らした。「これは私もやっていた練習なんです」と室伏氏。この日、公開された16種類のトレーニングや体のメンテナンス方法は、ほとんどが同氏自ら考案し吉田正のためだけに考えたメニュー。「あえて不規則な動きの中で安定性を求める。あらゆる方向から鍛えるため」とポイントを説明した。

 吉田正の情熱が、今回の合同トレを実現させた。両者は面識がなく、吉田正が子供のころにテレビ番組「筋肉番付」を見て「アスリートの中で群を抜いていた」という強さにホレ込み、昨年11月の高知秋季キャンプ中に「アスリートとして尊敬している。室伏さんに学びたいんです!」という趣旨で直筆の手紙を室伏氏に送った。「誤字脱字がないか(関係者に)見てもらいました」と照れ笑いしたが、その熱意に負け「直筆で一生懸命書いていた。手紙に姿勢が表れていた」(室伏氏)と好意的に受け止め、門戸を開くに至った。

 大学でトレーニングや肉体について研究していた室伏氏は、若いアスリートのために自らの知識を還元したい考えを持っており「金メダルメソッド」を惜しげもなく伝授した。体の一部分を鍛えるのではなく、総合的に体全般を鍛える。「今までやったことがない」と吉田正も目を丸くしたが、全て理にかなったものだった。

 新人だった昨年は腰痛などに苦しみ、63試合出場にとどまった。ケガをせず全試合に出場するための体づくりが今回の最大の目的。日本選手権20連覇など数々の伝説を残したアスリートへの弟子入りは、大きな手助けになりそうだ。チームでは4番候補として期待される。「室伏さんには結果で恩返ししたい」。シーズンでは金メダル同様に、まばゆい輝きを放つ。 (鶴崎 唯史)

 ≪近年の異種トレ≫

 ▼T―岡田(オリックス) 11年1月、アメフット・アサヒ飲料に所属する佃宗一郎と合同トレ。数十種類のサーキットトレーニングを中心に約3時間、汗を流す。

 ▼鉄平(楽天) 11年12月、陸上女子100メートル、200メートルの日本記録保持者の福島千里と北海道内で合同トレ。「盗塁が苦手なので、スタートダッシュを学びたい」。

 ▼鈴木(巨人) 14年12月、スピードスケートの長野五輪金メダリスト・清水宏保氏と合同トレ。上半身と下半身を連動して動かす体の使い方などの指導を受け「まだ使えていない筋肉があると肌で感じた」。

 ▼佐野(オリックス) 17年1月、大相撲の尾車部屋に体験入門。増量と柔軟性アップを目的に四股や股割り、ぶつかり稽古などに挑戦した。「股関節の柔軟性、可動域は広がったと感じている」。※所属は当時

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