マー君 メジャー移籍後初の被災小学校訪問「夢を持ち頑張って」

[ 2017年1月25日 05:30 ]

岡田小の児童たちと一緒に給食を食べる田中(左)と則本
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 ヤンキース・田中が自主トレメンバーの楽天・則本、松井裕、辛島、釜田とともに仙台市宮城野区の岡田小学校を訪問した。

 同校は11年の東日本大震災で津波により校庭が冠水し、その後は避難所になった。田中が被災現場に足を運ぶのはメジャー移籍後初めてで「最近は野球離れが進んでいる。あとは、これから年数がたつ上で、震災を知らない子供たちが出てくる。野球を通じ触れ合うことで何かのきっかけになれれば」と説明した。

 4年生以上とはキャッチボールで交流。「これから先、震災を知らない子にも学んだことを伝えてほしい。何でも夢を持ち頑張ってほしい」と訴えた。3年生とは教室で一緒に給食を平らげた。

 「なかなか夢を持てない子もいるかもしれないが、少しでも興味あることを続けることが先につながる」。その上で球界代表としては、野球がその夢により多く選ばれることが最良。「ここは自分が育ててもらった地。今後も時間の許す限りこういう活動をしていけたら」と仙台の「夢先生」として恩返しを続けることを誓った。(後藤 茂樹)

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