楽天ドラ3田中“4拍子”武器に茂木先輩追う

[ 2017年1月20日 08:45 ]

17年版球界新士録

シャトルランで最多の128本を記録し、走力の高さを披露した田中
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 即戦力としての意識の高さを感じさせた。新人合同自主トレ初日に行われた恒例のシャトルラン。次々と脱落していく他の13選手を尻目に楽天ドラフト3位の田中は最多の128本を走り切り「トップになるのは決めていた」と胸を張った。昨年1位だった茂木の記録を超えたと思い、やめてしまったが、余力はあった。実際には茂木は132本だったため「ミスりました」と苦笑い。それでも、基礎体力と走力の高さを披露した。

 最近は少なくなったスイッチヒッター。昨秋のドラフト後は1日1000スイング(左右500ずつ)をノルマとし「大学の時よりも振ってきた」。仕上がりも早く、マシン打撃を見た梨田監督も「スイングスピードが速い。3割ぐらい打てたら最高」と期待は大きい。合同自主トレ開始後も連日、居残りで打撃練習。大学時代は左右で通算9本塁打とパンチ力もあり、走攻守そろっている。

 入寮時には野球ゲームを持ち込んだ。自作のチームは東京六大学でプレーした選手がそろう。4番は早大出身の茂木。「(打撃時の)上半身の使い方は動画で見ている」と手本とし、「打席に入るとき、テレビ中継に音が入るぐらい声を出している。気持ちを出すことは自分に欠けている部分」と精神面でも参考にする。寮の部屋も隣になり「光栄です」と喜んだ。

 その先輩は昨季、新人ながら遊撃のレギュラーを獲得。田中ももちろん後を追う。出身の西南学院は偏差値70。立大へは指定校推薦で進学するなど、知力も兼ね備える。4拍子そろった外野手が定位置争いに割って入る。 (黒野 有仁)

 ◆田中 和基(たなか・かずき)1994年(平6)8月8日、福岡県生まれの22歳。小3の時、原少年野球部で野球を始め、西南学院3年夏は福岡大会3回戦敗退。高校通算18本塁打。立大では2年秋からベンチ入り。リーグ戦通算打率.270、9本塁打、16盗塁。1メートル80、76キロ。右投げ両打ち。

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