昨季被打率・467…阪神・能見 “天敵”新井さん斬る

[ 2017年1月18日 08:10 ]

晴天の宜野座球場でキャッチボールをする能見
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 阪神・能見篤史投手(37)が17日、沖縄・宜野座村営球場で自主トレを公開した。今季も先発ローテーションでフル回転が期待されるベテランは、昨年15打数7安打、打率・467と“カモ”にされてしまった広島・新井へのリベンジを宣言。主砲を抑え込み、リーグ覇者から白星を量産する意気込みだ。

 自身にとっての「キーマン」であることは間違いない。能見は、苦い思いをかみしめながら、今季の“新井封じ”を力強く宣言した。

 「それ(新井さんに得点圏で打たれないようにすること)が一番だと思うし、そういう(中軸に打たれないという)基本的なことは常に考えてやっているから」

 昨年、かつてのチームメートでもある新井には15打数7安打、打率・467、2本塁打と相性は悪く、8打点が示すように、ポイントゲッターとして機能させてしまった。相手の主砲に仕事をさせないことがチームを勝利に導く鉄則。いま一度、基本に立ち返って、リベンジを期した。

 「嫌だなというよりは、結構(新井には)いろんなボールが合う。タイミングの問題だと思うけど。もう工夫は(昨年も)毎回、当たるごとにしてるんやけど。新井さんもずっとやってきてる選手なので、ある程度読みもあるから」

 広島をリーグ優勝に導き、MVPにも輝くなど、プロ19年目を迎えた新井は簡単に攻略できないことは覚悟している。投球時にクイック投法などを交ぜる“幻惑投法”はもちろん、「データにも出てるところはあるし、カウントによっての配球もある」とスコアラー陣の用意するデータやカウント別による結果なども頭に入れながら、あの手この手で攻略に挑む。

 「相性は成績に出ているように、投げやすさを僕自身が持っているので、今のところ良い結果につながってる」

 敵地・マツダスタジアムでは1完投を含む2勝(1敗)を挙げるなど、もともと広島に対して苦手意識は持っていない。“鬼門”となってしまった新井との対戦成績を向上させれば、たちまち“鯉キラー”への変ぼうを遂げることになる。

 開幕カードを皮切りに、3、4月は週末に広島、巨人の宿敵2球団と2カードずつ対戦が予定されている。「(広島、巨人だけじゃなく)全部勝っていかないといけないんでね。どこのチームも(抑えるべき)ポイントがある」。09年から11年にかけて球団記録となる巨人戦8連勝もマークした37歳の奮闘が、チームの開幕ダッシュの命運を握る。

 後輩の岩貞、梅野、緒方と行う自主トレでは「動きは年齢重ねるごとに差は付くのは感じる。妥協せず、付いていくところは(若手に)刺激もらって」と若手と同じメニューにも取り組んで、キャンプに備えている。

 あと8勝に迫った通算100勝にも『挑む』プロ13年目。能見篤史の挑戦が始まった。 (遠藤 礼)

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