オリ小谷野の“覚悟” 背水の3年目 進退懸ける強い思いで

[ 2017年1月13日 08:10 ]

自主トレを公開した小谷野
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 オリックスの小谷野が12日、千葉県柏市にあるJR東日本の練習場で自主トレを公開。3年契約の最終年となる今季に向けて、引退を懸けて挑む強い決意を示した。

 「いろんな覚悟を決めないといけない年。必死です。進退も考えないといけない。ちゃんと1年間やれるように。そういう意味の覚悟です」

 背水で臨む。日本ハムからFA移籍した一昨年は、左太もも肉離れの影響で出場56試合、昨季も同じ故障に悩まされ出場50試合にとどまった。2年続けて不完全燃焼に終わっただけに、勝負の一年に懸ける思いは強い。

 鬱憤(うっぷん)を晴らすべく、キャリアハイの成績を残すことも宣言した。10年には全144試合に出場し177安打、16本塁打、打率.311、109打点で打点王を獲得。ゴールデングラブ賞にも選出された同年の輝きを取り戻す。

 「まだまだ若手と争っていける。この2年、底辺にいることは分かっている。はい上がる気持ちで。それ(キャリアハイ)を目指すのは当然。チームとしても上に上がっていきたい」。背番号31が、不退転の覚悟で37歳シーズンを迎える。 (湯澤 涼)

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2017年1月13日のニュース