ドジャース幹部 マエケンWBC出場辞退認めた 故障リスク避けたい

[ 2017年1月13日 06:17 ]

13年WBCに出場した前田
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 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長(40)は11日(日本時間12日)、前田健太投手(28)が今年3月のWBCに参加しないことを認めた。

 「私はWBCの支持者。レベルも高く、良い大会」としながらも「出場に関しては個々の状態による。その時期に(コンディションが)どうなっているか」と故障のリスクを避けたい意向を示した。

 前回13年大会で侍ジャパンのエースを務めた前田は、入団時の身体検査で右肘に「イレギュラーな問題」が判明。16勝を挙げて不安を払しょくしたものの、ファーハン・ザイディGMら球団側は投手の出場について「(昨季は)終盤に疲れが見えたので、始動が早まるのはどうか」と当初から難色を示していた。

 フリードマン編成本部長は、昨季椎間板ヘルニアに悩まされたエースのカーショーの出場についても否定的だ。今大会の決勝トーナメントは、ドジャースタジアムで行われ、左腕は大会途中の参戦が可能な10人の予備投手枠の候補として浮上している。しかし、報道陣の「健康上の問題があるのか」との質問に「全くその通りだ」と答えた。

 さらに、メジャー屈指の守護神ジャンセンは自ら不参加を表明した。5年総額8000万ドル(約91億2000万円)での契約延長会見に臨み「出ない」と明言。オランダ代表として2次ラウンドで日本と対戦する可能性もあったが「チームの優勝が一番の優先事項」とした。昨年はリーグ優勝決定シリーズでカブスに敗れたド軍は、今月28日(日本時間29日)のファンフェスタで主力が集結。昨年参加できなかった前田も出席予定だ。29年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け、万難を排してスタートを切る。(ロサンゼルス・奥田 秀樹通信員)

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2017年1月13日のニュース