広島ドラ1加藤は堅実派 寮に「確定申告の本」持参

[ 2017年1月8日 06:30 ]

「青色申告スタートブック」を持参した加藤
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 広島の新人6選手が7日、広島県廿日市市の「大野寮」に入寮。ドラフト1位・加藤拓也投手(22=慶大)は確定申告に備えた本「青色申告スタートブック」を持ち込み、話題を独占した。

 「何も知らずに税理士に丸投げするのは嫌だったので。元々、自分でやろうと思っていました」

 個人事業主のプロ野球選手は確定申告が必要になるが、税理士らに依頼するのが一般的だ。昨年12月13日に行われた新入団選手発表会見で広島に来た際に本を購入。東京までの帰路の新幹線の中で読破したものを持参した。申告方法に加えて「何が経費になるか、ならないか。何が減価償却できるかなどがわかりました」という。契約金1億円、年俸1500万円(金額は推定)という大金を手にするが、使途を把握することで堅実に生活しようという気持ちの表れだろう。

 153キロ右腕には、前田(ドジャース)、野村、大瀬良らが過ごし「出世部屋」とされる104号室が割り当てられた。8日から新人合同自主トレも始まる。「最初は焦りがちになってしまうと思うけど、自分を律しながら、実力を出せるようにやっていきたい」。野球でも、もちろん、堅実が第一だ。

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2017年1月8日のニュース