西武 早実・清宮&履正社・安田をW密着マークへ 渡辺SD明言

[ 2017年1月6日 05:47 ]

 西武・渡辺久信シニアディレクター(SD)兼編成部長が5日、今秋ドラフト1位候補の早実・清宮と履正社・安田へのダブル密着を明言した。

 埼玉県所沢市内の球団事務所で行われた仕事始めに出席。両校の出場が確実視される選抜大会を視察する意向を語り、「清宮?いいよ。いいものはいい。安田は4、5回は(球場で)見ている。打撃が柔らかいよね」と高い評価を口にした。

 3年連続Bクラスとチームが低迷し、今年から編成部門のトップに就任。球団再建へ責任も大きくなった。チームの将来を担う和製長距離砲は喉から手が出るほど欲しい。最近10年間でドラフト1位で入団した高校生野手は13年の大阪桐蔭・森の1人のみ。バッテリー以外では99年の九州学院・高山までさかのぼる。「高校生の野手のドラフト1位は投手よりハードルが高い。(清宮、安田の指名は)あるよ」と口調は熱を帯びた。

 浅村、中村が球界を代表する選手に成長するなど、高卒野手の育成能力は高い。森から4年連続で1位選手は単独指名に成功したが、今秋は他球団との競合も覚悟の上。規格外の打球を飛ばす両スラッガーの動向を注視する。 (平尾 類)

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