阪神ドラ4浜地 甘酒健康法PR 実家は「浜地酒造」、寮でふるまう

[ 2017年1月6日 05:30 ]

キャッチボールをする浜地
Photo By スポニチ

 自慢のお土産を持って、勝負の世界に挑む。阪神のドラフト4位・浜地が5日、福岡県福岡市の母校グラウンドで自主トレを公開。入寮後、チームメートとのコミュニケーションを円滑にする手段の一つとして、自家製の甘酒を配布する考えを明かした。

 「先輩方に(甘酒の)効果面をいろいろと説明することはできます。何ケースか持っていくので、ぜひ飲んでいただければ」

 最速150キロを誇る九州No.1の呼び声高い高卒右腕は、実家が創業140年以上の歴史を誇る老舗「浜地酒造」。2年時に、母・智子さんの勧めで毎朝1杯のノンアルコール甘酒を習慣化し、「朝もスッキリするし、風邪も引かなくなった」と効果を実感している。もちろんプロ入り後もルーティンは継続する方針で、すでに選手寮には30本の甘酒を送った。さらに近日中に約60本を追加する。同期や先輩に紹介する一方で「(店の)宣伝にもなれば良いですね」と、商品PRも忘れない孝行息子ぶりものぞかせた。

 この日は約5時間、ランニングやキャッチボールなどを行い汗を流した。「ここからは社会人になるし、ダメだったらクビ。人生どうなるか分からないので、しっかり気を引き締めたい」。決意を語る表情に、18歳のあどけなさは一切ない。「不安はたくさんあるけれど、一つずつ消化していく。まずはあいさつから、しっかりやりたい」。

 くしくも正月に引いた大吉のおみくじには、勝負事の欄に『人の協力を得よ』という趣旨の訓示が記されていた。パワーの源である甘酒を味方に、おみくじの導きを実践しながら成長を遂げていく。 (久林 幸平)

 ▽浜地酒造 1870年(明3)創業。福岡県・糸島半島の中心部、福岡市西区にある造り酒屋。仕込水には脊振山の伏流水を使用している。代表銘柄で屋号でもある「杉能舎(すぎのや)」をはじめとする日本酒のほか、地ビール、酒粕や酵母菌を利用したパンを製造・販売している。

続きを表示

2017年1月6日のニュース