斎藤佑「ビッグ1」で復活を!大きなフォーム取り戻す

[ 2017年1月6日 06:45 ]

斎藤は報道陣の質問に答える
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 ビッグワンで輝きを取り戻す。日本ハム・斎藤が5日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開。背番号1となって迎える今季の復活に懸ける思いを口にした。

 「ファイターズの1番といったらスターのイメージが強い。現状では結びつかない数字だけど、球団の配慮への恩返しをしないといけない」

 3年ぶりの未勝利に終わった昨季終了後、背番号18を返上。代わりに球団から用意されたのは巨人に移籍した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)がつけていた「1」だった。「まさかという番号。重い」というのが本音だが、モチベーションに変えた。ハワイ優勝旅行も参加せず自主トレに専念。今季に懸ける思いで導き出したのが、フォーム修正への挑戦だった。

 12年終盤の右肩の関節唇損傷の影響で狭くなっていた肩周りの可動域を広げることを意識した。「上(半身)が狭くなり下(半身)も狭くなっていた。可動域が大きくなると(投球の)タイミングも合うし、指に掛かるボールが増える」。目指すのはここ数年よりも大きく体を使うフォーム。かつて背番号1をつけていた早実、早大低学年時のビデオも見直し「ちょっとした頭の位置を変えた」と細部まで自分と向き合った。

 右肩の状態は近年で最も良好で、近日中にもブルペン投球を行う意向。「とにかく一つ一つ。一からのスタート。僕には1試合でも、1イニングでも多く投げることが大事」。早実の先輩、ソフトバンク・王貞治球団会長の異名だったのが「ビッグワン」。背番号1が大きなフォームで再起を図る。(春川 英樹)

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