藤浪が登場曲初めて変更 必勝の歌詞「勝ち続けなきゃならない」

[ 2016年12月31日 05:30 ]

阪神の藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が登板時の登場曲をプロ入り後初めて変更することが30日、分かった。1年目から使用してきたMr.Children(ミスチル)の「PADDLE」から来季は尾崎豊の原曲でミスチルがカバーした「僕が僕であるために」を選択。4年目で初めて2桁勝利を逃した今季からの心機一転をはかった。

 「登場曲は変えようかなと思ってます。だいたい、こんなんかなというのはある。ピッチャーの方は、元々、尾崎豊さんの歌なんですけど『僕が僕であるために』という歌にしようかなと。歌詞が良いかなと思っているんで、ピッチャーの時の歌にしようかなと」

 「僕が…」は1983年にリリースされた故・尾崎豊の伝説の名曲。ミスチル以外にも中村あゆみ、miwaら多くのアーティストにカバーされている。何と言っても印象的なのが、サビの「僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない」という歌詞だ。自らの存在価値を勝利に求める心の叫びは、巻き返しを期す来季とも重なる。

 変更理由について「いや別に。何となく。変えてみようかなという感じです」と多くは語らない。オリジナル版ではなく大ファンのミスチル版を選択。気持ちを高ぶらせる情熱的な歌声、メロディーとともに必勝を期してマウンドに上がることになりそうだ。

 毎年変更してきた打席での登場曲については「まだ決めかねているという感じですね」と保留。今季は同じミスチルの「Tomorrow never knows」だった。7勝11敗で終わった今季の失敗はもう繰り返さない。17年は藤浪が藤浪であるために“勝ち続ける”1年としたい。

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2016年12月31日のニュース