巨人・田口 高校2学年後輩と結婚へ「一番安心して身を任せられる」

[ 2016年12月31日 06:40 ]

結婚を決めた若きホープの巨人・田口と後藤芽衣さん
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 若きホープが21歳の決断!巨人・田口麗斗投手(21)が、母校・広島新庄で2学年後輩だった一般女性と結婚することが30日、分かった。24日のクリスマスイブにプロポーズし、挙式は来オフを予定。高卒3年目の今季は、開幕からローテーションを守って自身初の2桁10勝を挙げ、チームの勝ち頭に急成長した。生涯の伴侶を得た未来のエース候補が来季、チームを3年ぶりのリーグ優勝に導く。

 21歳は、彼女にそっと優しい視線を向けた。闘争心に満ちあふれるマウンド上の表情とは違う。結婚する決意を固めた田口は「責任感を感じます。もちろんチーム、自分の成績を上げるために頑張るけど、背負うものができた。彼女のために頑張りたい」と心境を明かした。

 お相手は広島新庄で2学年後輩だった後藤芽衣(めい)さん(19)。大きな瞳が印象的なスレンダー美女だ。お互いの在学中に出会い、後に交際に発展。高校の先輩が後輩との純愛を育み、24日のクリスマスイブに東京ディズニーリゾート内のディズニーホテルでプロポーズした。海外映画のワンシーンのように、左腕は芽衣さんの前にそっとひざまずき、箱を開けて婚約指輪を贈った。サッカー日本代表の長友佑都が女優・平愛梨と婚約会見を行ったその日、田口も長友に負けない演出で、「アモーレ」のハートを射止めた。

 2歳年下の彼女は19歳の若さながら、栄養バランスを考えた料理を勉強するなど腕に磨きをかけている。そのレパートリーは豊富で、特に「ぶりの照り焼き」は絶品だという。心身ともにサポートを受ける田口は「体調のことも考えて、幅広くいろいろな料理を作ってくれる」と内助の功に感謝している。野球面でも、高校時代を知るだけに彼女の助言は的確。「自分のことを本気で見てくれている。一番安心して身を任せられる存在」と話す。

 今季はローテーションを守り、高卒3年目以内では88年・桑田真澄以来、28年ぶりの2桁勝利(10勝10敗)をマーク。2完投をマークする抜群の安定感で、防御率もリーグ4位の2・72という好成績を収めた。11月には侍ジャパンの強化試合でメンバー入り。来季の目標は貯金を5以上つくることで、「勝利数は自然とついてくる」と目標防御率を2・50以下と設定した。さらなる技術向上へ、年末年始も無休で自主トレに励んでいる。

 明るい性格。チームでは試合前のアップの列では必ず先頭に立ち声を張り上げる盛り上げ役だ。それは私生活でも同じで、芽衣さんは「周りを楽しませるのが好きなんです。家族も友人も含めて、周りの人を本当に大切にしてくれる」と、ともに歩むことを決めた。

 飛躍の3年目から、信頼の4年目へ――。田口は「一つでも多く試合に勝って、チームの優勝に貢献したい。僕はまだ優勝を経験したことがない。日本一になりたい」と抱負を口にした。

 ◆田口 麗斗(たぐち・かずと)1995年(平7)9月14日、広島県生まれの21歳。小学3年で野球を始め、広島新庄では1年夏からベンチ入り。3年夏の瀬戸内との広島大会決勝で延長15回引き分けも19三 振を奪い「広島のドクターK」と呼ばれた。13年ドラフト3位で巨人入団。15年4月11日のヤクルト戦(東京ドーム)でプロ初登板初勝利。通算13勝15敗。1メートル71、80キロ。左投げ左打ち。

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