ロッテ鈴木 西岡以来!入団6年目野手1億円 助っ人の“世話役”やる

[ 2016年12月28日 05:30 ]

アップ提示の1億円で契約更改を終え、笑顔の鈴木
Photo By スポニチ

 ロッテの鈴木大地内野手(27)が27日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸1億円でサインした。

 入団6年目シーズンでの大台到達は、球団の野手では小坂誠、西岡剛(現阪神)以来3人目。「実感はない。通過点として、いろいろな方に支えてもらったことを思い出しました」と喜びよりも周囲への感謝の思いが口をついて出た。

 主将として全143試合にスタメン出場してチームをけん引。中心選手の自覚を胸に来季目指すのが、「サブロー流」コミュニケーション術だ。登録名・サブローで活躍し今季限りで引退した大村三郎氏は、外国人選手とのコミュニケーションを多く取り時には食事に誘った。異国に溶け込めるように気に掛ける姿を間近で見てきた。そんな気遣いがあったからだろう。退団が決まったもののデスパイネやクルーズ(現巨人)ら、ロッテに在籍した外国人選手はチーム愛が深い。

 チームはレンジャーズ傘下マイナーから内野手のダフィーを獲得。さらに新外国人の調査を進めている。優勝に向けて助っ人の力は欠かせず、鈴木も「新しい外国人にも“ロッテが好き”と思ってもらえるようにしたい。食事に誘うとか意識するのは大事。サブローさんがいい見本だったので、まねしてやっていけるようにしたい」と、好物の焼き肉などで親睦を深めるプランも温めている。

 「優勝したいと強く思っている。伊東監督を胴上げしたい」。全ては、まだ経験したことのない頂点へと突き進むため。今季遊撃でベストナインに輝いた背番号7が、グラウンド内外で役目を果たす。 (町田 利衣)

続きを表示

2016年12月28日のニュース