「いろんな思いあった」オリ移籍の金田“因縁”糸井との対決熱望

[ 2016年12月27日 05:40 ]

オリックスの帽子を被り、長村球団本部長(右)と握手する金田
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 阪神へFA移籍した糸井の人的補償としてオリックスに加入した金田和之投手(26)が“因縁”の糸井との対決を熱望した。26日にほっともっと神戸で入団会見に臨み、「対戦相手として抑えたい」と誓った。

 当初の戸惑いは闘志へ変わった。「最初は人的補償ということでいろんな思いがあった。今は整理がついてオリックスで活躍するんだと気持ちは切り替わっています」。所属した4年間の恩があっても、いまや阪神は倒すべき相手に他ならない。糸井はもちろん、古巣との交流戦での激突を心待ちにし、「今までだったらあり得ない対戦。楽しみと言えば、楽しみですね」と不敵な笑みを浮かべた。

 オリックス移籍が決まった後、藤川に送別会を開いてもらった。「チャンスと思って頑張ってこいと言って頂きました」。尊敬する先輩の言葉で不安は消えた。「知り合いは全くいなくて…。でも選手名鑑を見たら、意外と同い年が多い。西君とか松葉君とか」。同世代の新しい仲間たちの存在も心強い。

 会見に同席した長村裕之球団本部長からは「チームが上昇するための貴重な戦力。先発もリリーフにも対応できる」と期待を寄せられた。右肘痛もあり、最近2年は計16試合の登板にとどまったが、2年目の14年には40試合で5勝1敗の好成績。「2年目の数字を超えられる活躍がしたい」と決意を新たにした。 (桜井 克也)

 ▼金田(神)VS糸井(オ) 14年6月7日(甲子園)に1打席だけあった。金田は1−4で劣勢の8回から3番手で登板。この回の先頭打者の糸井に対し、1ボールからの2球目を打たせて一飛に仕留めた。

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2016年12月27日のニュース