「ダル塾」で学んだ 藤浪、超回復で超マッチョ

[ 2016年12月25日 05:30 ]

有馬記念の予想をする藤浪(左)と梅野
Photo By スポニチ

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が24日、都内イベントに参加し、今月1日から行っているレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)らとの合同自主トレで肉体改造において休養の重要性を学んだことを明かした。さらにヤンキース・田中、日本ハム・大谷らからも“超一流エキス”を吸収した。

 超豪華メンバーに触れて藤浪が学んだのは、“超回復”だった。1日から行っているダルビッシュらとの自主トレ開始後、初めて報道陣に対応。新たな知識を得たことに、充実感をにじませた。

 「栄養面と、休養の大事さを話してもらいました。体をつくるにはしっかり休んだ方が体ができるということ。高校時代も、プロに入ってからも、連日がっつりウエートを入れたりしていたので、そういう考えは今までなかった。自分の中ですごく新鮮でしたね」

 初めて感じることの連続だった。トレーニング後1時間半以内に必ず食事をすることや、練習をしない日は完全休養に充てること。ほかにも、取るべき栄養素や、プロテインを摂取するタイミングなど、追い込んだ肉体をどれだけ効率よく回復させられるかが、筋肥大への近道だということを知った。今オフのテーマに体重増を掲げたが、わずか1カ月足らずで91キロから97キロに増量したことも明かした。「2勤1休」のスケジュールで進んだ「ダル塾」の効果はてきめんだった。

 ダルビッシュも10年オフに10キロ以上の増量に成功。体重100キロ台で臨んだシーズンで18勝をマークするなど潜在能力を解き放った。プロ入り後初めて2桁勝利を逃す屈辱的なシーズンを送った藤浪にとって、巻き返しへこれ以上ない追い風になるはずだ。

 ヤンキース・田中や、日本ハム・大谷とも数日間、ともに汗を流した。「共通して、良い投手の考えはすごい」と刺激を受けた。特に同学年の大谷との交流は貴重な時間だったようで「来たり来なかったりでしたけど、普段ゆっくり話すことが少ないので、よかったですね」と笑顔で振り返った。

 26日に打ち上げる予定。ダルビッシュのキャッチボールの相手を務めたときにはカットボールも教わった。「集中してできました」と、来季以降も「ダル塾」の門を叩くことを示唆した。 (巻木 周平)

続きを表示

2016年12月25日のニュース