伊東監督「隠しマイク」大賞!「オヤジギャグ超えた」

[ 2016年12月20日 10:30 ]

隠しマイク大賞を受賞しトロフィーにかじりつく伊東監督
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 スポニチ読者はもちろん、球界関係者からも絶大な人気を誇る本紙の名物コーナー「隠しマイク」。今年も春季キャンプから日本シリーズまで、選手だけでなく監督、コーチ、裏方さん…と計307人が登場。814本のマイクが掲載されました。スポニチ制定の栄えある「第8代隠しマイク大賞」はロッテ・伊東勤監督(54)に決定!笑いに涙、憤って萌えて…。師走、面白マイクの数々をお楽しみください。

 宣言通り、大賞をゲットした伊東監督の第一声は「オヤジギャグを超えたな」だった。トロフィーの重みを感じ「新聞のあの欄はよく見てるよ。囲み(取材)で意識はしないけど、面白いことが言えたら、今のは使えるなって。監督がファンを楽しませるのはこれくらいだからな」と話した。

 昨年覇者の西武・田辺監督、楽天・梨田監督のダジャレ2トップが強敵だったが、実は開幕当初に「大賞を狙うよ。オヤジギャグは嫌い。センスがいいネタで獲る」と2人を強烈に意識したV予告をしていた。直後の日本ハム戦で「いいネタあるぞ」と初めて切り出したが、「向こうの投手、打つのはめんどうさ(メンドーサ)」という、まさかのオヤジギャグに雲行きは怪しくなる。

 そこからの快進撃が見事だった。8月に「ひげ怪人」ことナバーロが先発を外れると「サンタクロースは休み」。翌日に「サンタクローズ(休み)」と畳み掛けた。さらに次の日に2軍落ちすると「サンタクローズじゃなくて店じまいになっちゃった」と3部作を完成させていたが、さすがに掲載は自粛。夏場のナバーロ攻勢で勢いに乗り、ぶっちぎった。

 今季は31年ぶりの2年連続Aクラス入りに舌も滑らかだった。「来年も、勝っていいコメントが載ればいいね」と連覇を狙う。不安材料を挙げるなら、ナバーロが退団したことか…。(渡辺 剛太)

 【伊東監督傑作選】

 ◎ロッテ・伊東監督は囲み取材中に球団広報の携帯電話が鳴ると「第三者の厳しい目で精査してください」。不適切なタイミングでしたね。(6月8日付)

 ◎ロッテ・田村が前日の西武戦で4安打3打点と活躍したが、伊東監督は「どの新聞にも田村が載っていて嫌になっちゃったよ」。でも、顔はほころんでいました。(6月28日付)

 ◎台風が去り、晴天のコボスタ宮城。ロッテ・伊東監督は「台風一過を知らないやつがいたよ。“兄?妹?”って言ってた」。台風一家ではありません。(8月18日付)

 ◎ロッテ・伊東監督は福浦、デスパイネ、石田打撃投手の丸刈り頭3人がキャッチボールする光景を眺めながら「僧侶の集まりみたいだな」。どんな光景ですか?(9月7日付)

 ◎広島優勝を受けてロッテ・伊東監督は、西武で現役時代に広島と戦った日本シリーズを振り返り「顔にデッドボール食らったな。馬肉で冷やしてた。次の試合も出たよ」。鉄人です。(9月12日付)

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