角中 独立L出身初の1億円突破!サブローの背番「3」継承

[ 2016年12月20日 05:30 ]

 首位打者を獲得したロッテ・角中勝也外野手(29)が19日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、6100万円増の年俸1億4100万円でサインした。四国IL・高知出身の安打製造機は独立リーグ出身者で初の1億円突破となったが、金額について「ロッテなので。ロッテだなっていう感じ。予想額の一番下でしたね」と冗談を飛ばして、爆笑を誘った。

 今季は打率・339で4年ぶり2度目の首位打者に輝き、178安打で初の最多安打も獲得した。高知時代の月収12万円から11年目シーズンで大台を突破し、独立リーグの選手に夢を与えた。「自分みたいな選手が活躍できれば独立リーグが盛り上がる。アマチュアから独立に行ってNPBで活躍する選手が増えればいい。自分が活躍して恩返ししたい」と表情を引き締め「まずは2億円プレーヤーになる」とさらに上を見据えた。

 背番号も「61」から今季まで引退したサブローがつけた「3」に変わることが発表された。「サブローさんに電話をして許可をもらいました。“任せたぞ”と言われました」。通算2314安打を記録した偉大なOB、榎本喜八さんも背負った番号。独立リーグ希望の星からチームの顔へ−−。角中は「重みは分かっている。歴代の人も野球に詳しくない自分も知っている人。自分のものにしたい」と決意を語った。(渡辺 剛太)

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