ドリス再交渉へ 手術した右肘の回復状態確認

[ 2016年12月14日 05:30 ]

阪神のドリス
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 阪神の四藤慶一郎球団社長(56)が13日、西宮市内の球団事務所で対応し、保留選手名簿から外したラファエル・ドリス投手(28)と再契約へ向けた交渉に着手する方針を示唆した。

 今月上旬からドミニカ共和国を訪れ開催中のウインターリーグなどを視察していた高野栄一球団本部長が12日に帰国。現地でドリス側と接触し右肘の状態を確認したもようだ。視察報告を受けた四藤社長は「(人脈作りなど)いろいろ収穫はあったみたいだね」と話した上で、自由契約となったドリスについても「手術から回復しているみたい。(再契約も)検討します。(時期は)分からない。契約はいったん解除しているから、また条件交渉になる」と見通しを立てた。

 ドリスは1年目の今季、34試合に登板し3勝3敗8セーブ、防御率2・12。シーズン序盤から中盤にかけセットアッパーやストッパーとしてブルペン陣を支えたが、5月と7月の2度、右肘痛で2軍降格を余儀なくされた。右肘検査のため9月下旬に帰国し、手術を受けていた。

 球団は来年1月にも再度、編成担当者をドミニカ共和国に派遣してドリスの右肘の状態などを確認する予定。問題がなければ、再契約となることが濃厚だ。(惟任 貴信)

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2016年12月14日のニュース