栗山監督 大谷のメジャー挑戦を初激白「できるだけ早く」

[ 2016年12月11日 05:30 ]

タカアンドトシ(手前)、ロバートと一緒に料理に挑戦する栗山監督(右から3人目)
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 熱い思いがあふれ出た!日本ハム・栗山英樹監督(55)が10日、札幌市内で地元テレビ局のバラエティー番組の収録に参加し、来オフにもポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を視野に入れる大谷翔平投手(22)について初めて具体的に言及した。共演した人気お笑いコンビ「タカアンドトシ」らに改めて、大谷が世界一の選手になれることに太鼓判を押し、愛弟子への思いを明かした。

 そこに私情はない。全ては大谷のため、日本球界のため、と思っている。北海道の地元テレビ局で共演したタカアンドトシ、ロバートの人気芸人から野球の素朴な質問に笑顔で応じていた栗山監督が「大谷のメジャー挑戦」について質問を受けると、表情を引き締めた。これまで具体的な発言はない。慎重に言葉を選びながら思いを語った。

 「世界一の選手になると思っているし、できるだけ早く世界に送り出したいと思っている。短い時間で送り出せばファイターズの評価にもなる」。単なるリップサービスではない。言葉からは責任感がにじんだ。

 最近は大リーグ機構(MLB)の新労使協定によって、大谷がポスティングシステムを利用して移籍しても25歳未満のため、契約金や年俸が著しく制限されるという報道が目立つ。しかし、これまでも指揮官は「翔平にとってお金は関係ないと思う」と主張している。早い段階で世界に送り出すことは、大谷はもちろん日米の多くのファンも望んでいるからだ。

 世界も注目する二刀流である大谷の早期のメジャー移籍は、同時に日本ハムの「育成力」を発信することでもある。指揮官は大谷が入団した就任2年目の13年から「メジャーが絶対に欲しいと思う選手」(栗山監督)まで成長させるために心血を注ぎ、今季は投手で10勝、打者で22本塁打を記録。チームの10年ぶり日本一の立役者となった。今月5日の契約更改の席で球団は、高卒5年目を終えた来年オフに同制度を利用してのメジャー挑戦を容認した。海を渡る日は確実に近づいているが、指揮官も自らの言葉で大谷の背中を押した。

 番組収録では料理の腕前も披露し、縁起物の「ハムカツ」を作った。北海道出身のタカアンドトシとの共演を終え、「地元を愛してくれているのが分かる」と笑みを浮かべ、「自分も同じように北海道を盛り上げたい」と「共闘」を誓った。

 大谷はもちろん、チームも真価が問われる2017年。日本シリーズを連覇することで北海道に再び歓喜を届け、晴れて「愛弟子」をメジャーに送り出す。(山田 忠範)

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