荒川博さんに王氏「ただただ、感謝」 通夜に長嶋氏ら400人参列

[ 2016年12月11日 05:30 ]

4日に死去した荒川博さんの祭壇
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 巨人の打撃コーチとして「世界の王」を育て、4日に心不全のため86歳で死去した荒川博(あらかわ・ひろし)氏の通夜が10日、東京都中野区内の斎場で営まれた。

 葬儀委員長のソフトバンク・王貞治球団会長(76)、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(80)ら約400人が参列。王氏は「荒川さんが、自分の身を削って伝えてくれたのが一本足打法。ただただ、感謝するのみです」と故人をしのんだ。

 祭壇には、巨人コーチ時代の背番号73のユニホームや王氏のバットに加え、「最後の弟子」である中日の育成選手・渡辺勝外野手(23)のバットも飾られた。中学時代に師事した渡辺は、現在も一本足打法を駆使する。王氏は日本刀で紙を切る猛特訓を重ねたが、渡辺は名刺を左手に持って割り箸10本を切ることができるという。合気道の使い手だった荒川氏から伝授された技で「スピードと集中力と力の出し方。今も続けています」。師匠の教えを胸に「荒川さんの分まで僕が頑張る」と飛躍を誓った。

 葬儀・告別式は11日午後1時45分から宝仙寺で行われる。

 ▼上田桃子 今年になって半年ぐらい練習を見てもらっていた。今までの人生で、あんなに情熱的な方にはお会いしたことがない。気の出し方、丹田が大事と言われ、亡くなる少し前には「俺はどんな時も(上田の)へその下にいるからな」と言われました。

 ▼中畑清氏 当時は荒川さんはコーチでなかったけれど、私の入団1年目から(中畑氏の故郷の)福島での野球教室に呼んでもらったりしていた。ご冥福をお祈りします。

 ▼柴田勲氏 コーチとして人一倍の情熱を持った方。育てようという執念があった。ああいうコーチは今はもういないでしょう。

 ◆主な参列者 王貞治、長嶋茂雄、柴田勲、黒江透修、末次利光、高田繁、吉田孝司、松本匡史、河埜和正、須藤豊(以上巨人OB)、村田真一(巨人ヘッドコーチ)、中畑清(前DeNA監督、本紙評論家)、大矢明彦(元横浜監督)、中西太(元西鉄)、若松勉(元ヤクルト監督)、山中正竹(バルセロナ五輪日本代表監督)、上田桃子(プロゴルファー) =順不同、敬称略=

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