ドリス逆転残留も!異例のドミニカで右肘状態確認

[ 2016年12月8日 05:55 ]

阪神のドリス
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 異例の現地調査だ。阪神が年明けの来年1月に編成担当者をドミニカ共和国に派遣し、ラファエル・ドリス投手(28)の状態を見極めることが7日、分かった。シーズン中から右肘の不調を訴えていたドリスは9月下旬に診察と治療のため帰国し、手術。球団は契約保留選手名簿から名前を外したものの、その実力を高く評価しており、12月以降も経過を見守る方針を示していた。現地調査で戦力と判断した場合、再契約となることが濃厚だ。

 来季へ向けた戦力補強は、まだ終わっていなかった。阪神がさらなる外国人投手の獲得調査を進めていることがこの日、判明した。その投手とは誰あろう、ドリスだ。

 11月30日で締め切られた契約保留選手名簿からは名前が外れた。とはいえ、決して構想外…というわけではなかった。10月に右肘手術を受けた右腕に対し、球団幹部は「編成担当者をドミニカ共和国に派遣して、右肘の状態を確認すると聞いています」と異例の現地調査を実施する方針を示唆。その上で「(調査は)年明けになると思います。戦力になると判断すれば、再契約もありえるでしょう」と見通しを立てた。

 簡単に切るには、あまりにも惜しい逸材だ。思い切りのいい腕の振りから投じる150キロ台後半の直球とブレーキの効いたフォークが武器。加入1年目の今季は34試合3勝3敗8セーブ、防御率2・12の安定感を誇り、34投球回36奪三振、奪三振率9・53と存在感もきわだった。シーズン序盤から中盤にかけてはセットアッパー、ストッパーとしてフル回転したが、5月と7月の2度、右肘痛で2軍降格を余儀なくされ、9月下旬に帰国。右肘の状態がネックとなり、契約保留選手名簿からも外れた。とはいえ、その不安さえ払拭(ふっしょく)できれば、来季も十分に戦力として計算が立つ。

 だから球団は異例の現地調査に踏み切ることを決めた。来年1月中に編成担当者をドリスの母国であるドミニカ共和国まで派遣し、実際の投球を見て最終チェックする。別の球団関係者は「やっぱり腕の振りがいいのが一番の魅力ですね。あれだけ腕の振れる投手は、なかなかいません。フォークも持っていますし、まだまだ伸びしろもあると思います」と再契約に期待を寄せた。

 そしてドリス本人も再契約を熱望している。右腕は近い関係者に「阪神はいい人ばかりだった。阪神のチームメートと来季も一緒に戦いたい」と話しているという。猛虎愛あふれる助っ人だ。

 球団はすでに、先発要員のメッセンジャー、守護神候補のマテオとの来季契約を更新。加えて中継ぎ要員の新助っ人としてメンデスを獲得した。そこに、バックアップ要員としてドリスまで加わるとなれば…。来季の阪神投手陣は、まさに盤石の陣容となる。

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