“ミスター完投”2世候補続々…巨人に投手王国復活の期待

[ 2016年12月5日 10:55 ]

殿堂入りを祝う会で御礼のあいさつをする斎藤雅樹氏
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 プロ野球記録の11試合連続完投勝利。歴代最多タイの沢村賞3度。89年には20勝。最優秀投手5度。ベストナイン5度。11月30日、都内のホテルで巨人・斎藤雅樹2軍監督(51)の「野球殿堂入りを祝う会」が開かれ、「平成の大エース」の華々しい球歴が改めて紹介された。巨人ではこの日出席した元監督の堀内恒夫氏以来、8年ぶりの殿堂入りとなった。

 斎藤2軍監督は82年ドラフト1位で巨人入り。89年に藤田監督の助言をきっかけにサイドスローに転向し、才能が開花した。11試合連続完投を記録したのは、この年だった。出席した老川祥一オーナーは「今日の巨人軍に斎藤さんのような方がいたらな、と思います。まさに平成の大エース」と賛辞を贈った。

 今季のセ・リーグ最多完投数は「5」で、現在の巨人のエース菅野がマークした。菅野とともに5完投を記録したのが、DeNAからFAで獲得した山口だ。今季、防御率2・01でタイトルを獲得し、投手陣をけん引する菅野は「完投できるピッチャーが入るということは中継ぎ陣も休めると思う。投手コーチ、監督も計算できるピッチャーが来たというのはプラスだと思う」と話し、「一緒に優勝を目指して頑張りたい」と3年ぶりのV奪還を誓った。

 3年目の田口は今季ローテーションを守り、自身初の2桁となる10勝を挙げた。昨季は試合中盤でのスタミナ切れが課題だったが、徹底的な下半身強化で4月27日の阪神戦(甲子園)でプロ初完投。「菅野さんのような最後まで任される投手になりたい」と計2完投を挙げ、さらなる体力アップを目標にしている。

 今オフは、トレードで日本ハムから12年MVP左腕の吉川光が加入。先発陣は、今季9勝を挙げて復活した内海。6勝を挙げ、要所でベテランらしい投球を見せた大竹寛。右肘痛の癒えた昨秋ドラフト1位・桜井。右股関節手術からの復活を期す杉内も「今年の春より、夏より状態は良くなっている。4カ月後はもっと良くなっていると思う」と開幕ローテーション入りを目指し、競争は激化する。

 高木に今村、2軍では来季4年目の平良、右サイドスローの長谷川が好成績を収めた。斎藤2軍監督が一角を担ったような「投手王国」復活を期待せずにはいられない。(記者コラム・神田 佑)

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