巨人、FA補強は山口&森福W獲り成功 3年ぶりV奪回へ着々

[ 2016年12月2日 05:55 ]

巨人移籍を決断した山口
Photo By スポニチ

 巨人、ダブル獲り成功――。DeNAから国内フリーエージェント(FA)宣言した山口俊投手(29)の巨人入りが1日、決まった。この日、中日に断りを入れ、巨人に入団する連絡を入れた。また、ソフトバンクから国内FA宣言した森福允彦投手(30)も同日、巨人移籍を表明。2人とも5日に都内で入団会見を行う予定だ。FAで先発投手と、貴重な中継ぎ左腕を獲得。高橋巨人は3年ぶりのV奪回に向け、積極的な補強策を実らせる。

 巨人移籍を決断し、山口が携帯電話を手にしたのは正午ごろだった。相手は東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉の真っ最中だった堤辰佳GM。「巨人軍の方で、お世話になりたいと思います。よろしくお願いします」と伝えた。そしてスポニチ本紙の取材に対し、悩み抜いた本音を吐露した。

 「これ以上、長引かせて両球団にご迷惑をかけるわけにはいかない。巨人で新たな挑戦をしようと思う。昨夜も家族とも話をしましたが、最後は自分で決めました。悩み抜いた末の結論です」

 11月8日のFA宣言から24日目だった。同29日にDeNAからの移籍を決断し、巨人と中日に絞った。熟慮の末にこの日午前、中日に断りの連絡を入れた。「手を挙げていただき、本当にありがたい評価をいただいた。感謝の気持ちでいっぱいです」。もちろん古巣への感謝も深い。「今の自分があるのは入団から11年間育ててくれた横浜ベイスターズ、DeNA、どんな時にも声援を送ってくださったファンの方のおかげ」。DeNAを出ることで背負う厳しさも痛感している。それでも野球選手として、あえて厳しい道で勝負をという自身への「挑戦」が決断の最大の理由になった。

 巨人には夕刻、ソフトバンクからFA宣言していた森福からも吉報が届いた。交渉解禁日の11月11日、堤GMが福岡、東京へ移動して両投手と交渉。ダブル獲得の実現も同日となった。同GMは山口獲得に「先走った見方だったけど、彼を一角に入れた中で編成を考えていた。非常に待ち遠しかったので感謝しているし、非常にうれしい」と安どの表情。森福の加入にも「決断に感謝し、貴重な戦力が加わるのをうれしく思う」と話し、高橋監督にも両選手の獲得を報告した。

 山口は「成績を残すことが(お世話になった方への)恩返しになると思うので、また一から野球に励んでいきたい」と心を新たにした。3年ぶりのV奪回を目指す来季へ、懸案だった先発、救援部門に強力なピースが加わる。

 ▼中日・西山和夫球団代表 残念だが、新しい球団で活躍されることを願っている。(今後の補強は)外国人を中心に新しい戦力の獲得に向けて全力を尽くす。

 ◆山口 俊(やまぐち・しゅん)1987年(昭62)7月11日、大分県生まれの29歳。柳ケ浦で1年夏、3年春に甲子園出場。05年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。06年6月29日の巨人戦(横浜)でプロ初登板初勝利。09年から救援に転向し、10、11年は2年連続30セーブ以上をマーク。14年に先発に再転向。1メートル87、97キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2016年12月2日のニュース