顧客300人の営業マン!ロッテドラ5有吉「練習中も携帯電話を」

[ 2016年12月1日 06:40 ]

ロッテのお菓子とともに笑顔の有吉
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 今秋ドラフトでロッテから5位指名を受けた九州三菱自動車の有吉優樹投手(25)が30日、福岡市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸1000万円で合意した。最速149キロ右腕は同社で優秀なセールスマンの顔も併せ持ち、「開幕1軍で先発ローテーション入りが目標」と早くも“売り込み”。ルーキーイヤーの来季にヤフオクドームのマウンドで勇姿を見せることを誓った。

 故郷に帰っても、魂は福岡に置いていく。千葉県大網白里市出身の有吉。ロッテは地元球団で、妹・似季(にき)さん(19)も高校時代はQVCマリン(現ZOZOマリン)で売り子のアルバイトをしていた。それでも、右腕は言った。

 「僕のお客さんの中にもホークスファンが多いのですが、“有吉君が投げるときだけは、三塁側でロッテの応援をするから”と言ってくださる方がいる。早くヤフオクドームで投げて、元気でしっかり頑張っている姿を見せたい」

 大学まで千葉で過ごし、13年4月に九州三菱自動車に入社した。野球より社業優先の同社の方針で、「常に携帯電話を持ちながら練習していました」。入社1年目から3年目までは「車は売らなくていい。お客様との関係を築け」と言われていた中でも、配属された福重店で約300人の顧客を抱え、これまで約500万円のパジェロなど30台以上の販売実績を残してきた。外回りが必須の営業という職種上、野球部の練習に参加できなくなることもあり、「その日できる練習はその日に。明日に持ち越さないということを学んだ」という。

 今年9月までは同社野球部では、ソフトバンクの前身ダイエーで通算100勝を挙げた山内孝徳氏が投手コーチを務め、有吉も元鷹のエースから「内角を強気に攻める」という投球スタイルを伝授されてきた。ドラフト指名後にも、山内氏から「スタートラインに立っただけだ」との叱咤激励を受けた。だからこそ、ドラフト会議翌週から週6回、午前中に約3時間半の自主練習を続けている。

 ロッテでは「横浜高時代からのファン」という涌井の存在も大きい。来年3月で26歳を迎える有吉は「年齢的にも1年目から勝負。開幕1軍の先発ローテーション入りが目標。そして地元・千葉のファンに愛され続けながら40歳まで現役でいたい」。来季開幕3連戦はソフトバンク戦(ヤフオクドーム)。早速、夢が叶うかもしれない。 (東山 貴実)

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