オリ 自由契約の角屋と育成再契約 支配下復帰まで“ベンツ封印”

[ 2016年12月1日 06:26 ]

契約更改に臨んだオリックスの角屋
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 オリックスは30日、自由契約としていた角屋龍太投手(26)と年俸440万円(推定)で育成選手契約を結んだ。背番号は123。

 けがの影響もあり入団1年で支配下選手から転落し、「社会人出身で即戦力と言われながら、この結果。現実を受け止めて、考えを改めてやりたい」と神妙な面持ちで語った。さらに這い上がるための覚悟として、愛車ベンツを封印する決断を下した。

 角屋は今年1月の入寮時、ベンツ「C―180」クラスにロレックス「サブマリーナ―」を身につけて、さっそうと登場。推定で500万円弱という高級車で、自らの給料で初めて購入した車だった。「車は自分へのプレッシャーであえて買いました」と笑っていたが、その愛車は年末に岐阜に帰省する際に封印。「実家で預かってもらいます。支配下になるまでは乗らない」と明かした。

 再び神戸に戻ってくる際には国産中古車か、はたまた自転車か…。現状では未定というが、2軍施設は来春から大阪市の舞洲地区に移転予定で、外出時には電車やバスを乗り継ぐ可能性がある。何より、派手な車を乗り回す身分ではないことは承知。今夏に苦しんだ右足首の亜脱臼は完治しており、「しっかり練習したい」と意気込みを語った。ジェイプロジェクトでの社会人時代は、居酒屋の厨房で勤務していた「料理人」右腕。異色の経歴で話題を呼んだが、来季の成り上がりぶりにも注目が集まりそうだ。

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2016年12月1日のニュース