大瀬良、黒田とホットライン 先発再転向へ最強武器

[ 2016年11月28日 08:00 ]

黒田(左)と大瀬良
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 広島・大瀬良大地投手(25)が27日、今季限りで現役引退した黒田博樹投手(41)から「何かあれば連絡してこい」と男気エールを受けたことを明かした。チームの精神的支柱だったレジェンドからの助言を糧に、来季は先発投手として活躍を見せる覚悟だ。

 剛速球よりも新球よりも、黒田とのホットラインが何よりの武器だ。この日、マツダスタジアムでトレーニングした大瀬良が、25日の選手会納会でのレジェンドからの言葉を明かした。

 「黒田さんから『何かあったときに連絡してくれれば何でも答える』と言ってもらえた。何か困ったことや相談したいことがあったら、積極的に聞きたい」

 公式な場での最後の顔合わせとなった納会で、お酌をしに行った際のやり取りを振り返る様子はどこかうれしそう。「自分は黒田さんのように気持ちで投げるタイプ。生き方や考え方が勉強になる」とかつて話したように、そのスタイルを継承する構えだ。

 1年目の14年に先発ローテを守って10勝を挙げて新人王を獲得した右腕は、すでに緒方監督から来季の先発再転向を通達されている。15年はチーム事情により途中で中継ぎに転向。今季は先発として結果が残せず、全17戦登板のうち16戦が救援登板だった。“先発返り咲き”に向けて、広島のエースとして長年君臨した黒田のアドバイスほど頼もしいものはない。

 助言を生かすためにも、まずは自らの調整に万全を期す。12月のハワイへの優勝旅行にはグラブを持参する予定。「一岡さんと(旅行中に)キャッチボールをしようという話をした。ボールを握っておきたい。向こうの気分を満喫しながらもできることをやりたい」

 昨オフはノースロー調整だったものの「投げなさすぎて、投げ始めが変な感じだった」。結果、2月沖縄キャンプ中に右肘違和感を訴えて開幕に出遅れただけに、同じ轍(てつ)は踏まない覚悟だ。

 来季のキャッチフレーズは「カ舞吼」(かぶく)。「己の道を突き進み、広島らしく熱く戦い、ファンを魅了する」という意味は、黒田に通ずるものがある。魂の継承によって「かぶく」大瀬良の姿を期待したい。(柳澤 元紀)

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