福留キャプテン就任 球団歴代最年長&虎移籍組では初

[ 2016年11月28日 05:30 ]

金本監督(左)と話す福留
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 阪神の福留孝介外野手(39)が来季、チームキャプテンに就任することが27日、わかった。12年から今季まで5年間務めてきた鳥谷敬内野手(35)からバトンタッチ。生え抜きではない選手は球団史上初めてで、来年4月に40歳になるシーズンで務めるのも最年長。投手キャプテンは置かない予定で、グラウンド内外でまとめ役となる。

 サプライズな人事と言えるだろう。12年シーズンから5年間、鳥谷が務めてきたチームキャプテンが、来季から福留に引き継ぐことが決定的となった。中心選手が務めることが通例とはいえ、最年長の大ベテランに任せるのは珍しい。球団関係者が明かした。

 「福留選手に任せる方向で進んでいるとは聞いています。すでに福留選手にも通達されていると思います」

 福留は中日でプロ入りし、メジャーでのプレーを経て阪神入団。歴代の名だたる面々を見渡しても、生え抜きではない選手が就任するのは球団初めてだ。しかも40歳シーズンでの就任は最年長。これだけを見ても、異例なのがうかがえる。

 和田豊監督が11年オフに39年ぶりに復活させた同制度はプレーだけではなく人間性でもリーダーシップが求められる。その点で、若返りが進むチームの中でも頼れる存在であり、適任者ともいえる。野球への取り組みはお手本。若手野手はもちろん、投手陣も食事に誘って野球談議をする面倒見の良さもダントツだ。兄貴分として、首脳陣と選手のつなぎ役の役目も担っていた。

 やさしい声をかけるだけではなく、厳しさも持ち合わせている。8月30日の中日戦(ナゴヤドーム)では先発した藤浪が8安打7失点で、プロ入り最短となる1回KOを喫した。降板後の試合中、ベンチ最前列で?責(しっせき)。ベースカバーの遅れなど集中力を欠いたミスを厳しく指摘し、エースにふさわしくない立ち居振る舞いが許せなかった。

 金本監督からはすでに「2人はもう決まり。他はわからんね」と糸井とともに来季の右翼レギュラーを確定させている。グラウンド内外での貢献度の高さに、首脳陣からも満場一致で次期主将に指名された。

 投手キャプテンを務めていた福原が今季限りで現役を引退。現時点で投手キャプテンを新たには置かない方針で、福留が投打ともにまとめることになる。野球は個人競技ではなく、決して9人だけで戦うスポーツでもない。優勝への近道はチーム一丸になること。その旗頭を福留にお願いして、金本阪神は頂点に「挑む」。

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