大リーグ近年の主な二刀流選手 29歳で挑戦し2シーズン定着

[ 2016年11月26日 09:41 ]

投打で活躍する日本ハムの大谷
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 【大リーグでの近年の主な二刀流選手】

 ★ブルックス・キーシュニック 「21世紀ただ一人のメジャー二刀流選手」と呼ばれる。もとは外野手だったが、29歳だった02年にホワイトソックス傘下3Aで投手にも本格的に挑戦。03年から2シーズンはブルワーズでメジャーに定着し、中継ぎ投手でとして計74試合で2勝2敗、防御率4.59。打者では147試合で38安打、打率.286、8本塁打、19打点をマーク。

 ★ジョーダン・シェーファー ツインズで俊足堅守の外野手として活躍したが、戦力外となった昨オフにドジャースが二刀流起用を視野にマイナー契約。今季は傘下マイナーで貴重な左腕として計40試合(2先発)に投げ、1勝1敗、防御率3.83。ただ逆に打者ではほとんど起用されず11打席で2安打、5盗塁。

 ★ケイシー・ケリー 08年ドラフトでレッドソックスから1巡目指名され二刀流として入団したが、09年末に投手専念を決断。メジャーでの野手起用は代走が一度だけ。

 ▽ベーブ・ルースの二刀流 元祖として語られるが本格的な二刀流起用は1918、19年のレッドソックス最後の2シーズンだけ。それ以前は打撃のいい投手であり、20年のヤンキース移籍後は引退した35年まで計5試合しか投げていない。18年は開幕投手も務め、20試合で13勝7敗、防御率2.22。打っては打率3割、11本塁打、61打点でワールドチャンピオンに導いた。4月は投手に専念し次第に登板間の野手起用が増えて6、7月はほぼ野手に専念。勝負どころの8月に再び登板が増えた。19年は29本塁打、113打点の一方で、投手は17試合で9勝5敗だった。

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2016年11月26日のニュース