阪神ドラ6福永 異例の12月入寮へ 練習拠点なく…球団が配慮

[ 2016年11月25日 06:39 ]

母校の激励会で大橋理事長(右)をはじめ学校職員に祝福される福永(中央右)と高田(同左)
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 阪神のドラフト6位・福永春吾投手(22=四国アイランドリーグplus、徳島インディゴソックス)が、12月中旬に選手寮「虎風荘」に他の新人に先駆けて入寮することが24日、わかった。1月の新人合同自主トレまでの期間に十分な調整を行う環境が整っていないことが理由とみられ、球団初の独立リーグ出身の支配下選手に、異例の配慮がなされることが決まった。

 福永に対して、球団が異例の措置を決断した。他の新人たちよりも一足先に、鳴尾浜に拠点を移すことが判明。新人選手は例年、1月上旬(今年は7日)にそろって選手寮「虎風荘」での生活を始めるが、現状の福永は十分な練習環境が整っているとは言い難い。来るべき新人合同自主トレ、春季キャンプに向けて、球団としても万全の準備を施してもらう必要がある。そのため、特例として12月中旬にも入寮の許可が下されることとなった。

 本来ならドラフト指名選手は入団までの期間、高校、大学の選手なら母校のグラウンド、社会人野球の選手であれば専用球場に拠点を置く。だが、福永は金光大阪高時代に2度の疲労骨折を経験するなどして中退。編入したクラーク国際記念高校には当時野球部が存在しておらず、1年半もの間野球から離れていた。その後、大学に進むことなく独立リーグへ。そのため、一定の場所にとどまり、野球に打ち込む環境が確保できていない。

 現在は関西圏で開かれるイベントや取材対応などの合間をぬって徳島に渡り、鳴門市内のグラウンドで汗を流している。多忙なスケジュールで時間が限定されていることに加えて、同グラウンドは利用可能な日程が平日のみで、満足に調整が進んでいるとは言えない状況がある。それらの点を踏まえ、獲得に関わったフロントと球団上層部が議論し、今回の決定に至ったとみられる。

 徳島市内で1人暮らしする自宅は、12月上旬に引き払うことが決まっている。帰阪後、同月中旬には入寮できる見込みで、鳴尾浜球場や甲子園に隣接するクラブハウス内のウエートルームが新たな拠点に。同学年の藤浪ら若手選手たちとの“共演”が、早くも実現する可能性がある。

 異色の経歴を歩んできた男だからこその、特例スケジュール。以前から「少しでも早く1軍で登板したい」と意気込んでいる最速152キロ右腕にとって、球団のアシストは大きな“追い風”となる。

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