雄星 岸以来の生え抜き投手1億円 新エース名乗り「歴史変える」

[ 2016年11月24日 05:30 ]

大鍋で芋煮をかき混ぜる菊池
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 西武の菊池雄星投手(25)が23日、西武プリンスドームで契約更改交渉に臨み、4500万円増の1億円プラス出来高払いでサインした。交渉前にはファン感謝デー「THANKS FESTA」に参加し、海外フリーエージェント(FA)権を行使して楽天に移籍する岸孝之投手(31)の別れのあいさつを聞いた。チームを支えてきた右腕の大きな穴を埋める「次期エース」に名乗りを上げた。

 1億円プレーヤーの仲間入りを果たし、菊池に決意と覚悟が芽生えてきた。「やっとですね。もっと早くという目標は持っていた」。7年目にして初の開幕投手を務め、12勝を挙げて初の2桁勝利も達成。防御率はリーグ2位の2・58をマークした。6月にはフリーアナウンサーの深津瑠美とも結婚。公私ともに充実したシーズンだったが、6月下旬から約2カ月間、右脇腹痛で離脱したことへの後悔も残った。

 「防御率とか勝ち星とかを評価してもらった。でも、悔しさしかない。ケガで2カ月ぐらいいなかったですし。やりきった感はないですね」

 背中を追いかけてきた岸こそが、菊池にとって理想のエース像だった。2年目のオフから3年連続で自主トレに同行させてもらった。チームに与える安心感や野手の士気を高める存在感に憧れていた。「あんなに本気で注意してくれたり褒めてくれる人はいない」。すべてをお手本にしてきた先輩がチームを去ることになり、自らが「ポスト岸」になると誓った。

 「岸さんが抜けて戦力的には厳しくなる。球団からもエースという立場を期待しているという話をされた。後輩たちに自ら発言する機会も増やしていく。歴史を変えるつもりでやっていく」

 オフのトレーニングも見直す。「練習が終わった後に栄養学やトレーニングについて勉強して、体について高い意識を持ちたい」。背番号と同じ16勝を来季の目標に掲げた上で「岸さんとの投げ合いは純粋に楽しみ。負けてうれしい相手なんていないので、勝つしかないですね」と言い切った。誰もが認める「レオのエース」になることが、岸への最大の恩返しだ。 (重光 晋太郎)

 ≪高卒3番目のスピード到達≫来季8年目の菊池(西)が年俸1億円。西武の生え抜き投手で1億円の大台突破は10年の岸(大卒4年目)以来。西武の高卒投手で8年目に1億円は01年松坂の3年目、09年涌井の5年目に次ぐ早さだ。

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