侍ジャパン 世界一カブスと調整試合浮上 WBC2次R突破なら

[ 2016年11月23日 08:45 ]

侍ジャパンの大谷
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 世界一軍団を踏み台に、世界一奪還へ――。来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンが、今季108年ぶりにワールドシリーズ優勝を飾ったカブスと調整試合を行う可能性があることが、21日(日本時間22日)に分かった。

 カブスがこの日、来春キャンプの日程を発表。3月18日(同19日)に本拠アリゾナ州メサで、WBCの東京での2次ラウンド突破チームとのオープン戦が組まれた。東京2次ラウンドはプレーオフも含めると16日まで行われ、突破チームは20日(同21日)からの準決勝(ロサンゼルス)に備えてアリゾナ州で時差調整などを行う。すでにドジャースも19日(同20日)に東京2次ラウンド突破チームとの対戦予定を発表していたが、「ヤギの呪い」を解いたメジャー最強軍団がスパーリング相手に名乗りを上げた。

 カブスは今季両リーグ最多の103勝を挙げ、主力に39本塁打でリーグMVPの23歳ブライアントら若手が多いことから黄金時代到来を予見する関係者は多い。2次ラウンドの突破順位でその後の予定は前後するため、最終的な順位次第で調整試合の変更もありえるが、実現すれば最高の調整パートナーとなる。

 ▽前回13年WBCでは 侍ジャパンは東京での2次ラウンドを首位通過。米国入り後、前年ワールドチャンピオンのジャイアンツ、さらにカブスと調整試合を行った。ジ軍戦は田中(当時楽天)が2回1失点で6―3快勝。カ軍戦は5―7で敗れたが、中田と坂本が本塁打を放った。プエルトリコとの準決勝で1―3で敗退した。

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2016年11月23日のニュース