楽天・嶋、東北での地震を心配「こんな日に契約していいのか…」

[ 2016年11月22日 11:40 ]

契約更改を終え、会見に応じる楽天・嶋
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 楽天の嶋基宏捕手が仙台市内の球団事務所で契約更改を行った。海外FA権を持つ嶋は4年契約の3年目。今季はケガが重なり、プロ入り後で最低の80試合の出場に止まった。金額は1000万円減の1億円でサインしたが、表情が厳しい理由は別にあった。

 「こんな日に契約しててもいいのかという思いがあった」

 この日の未明に福島県沖を震源とする地震が起き、東北・関東の一部で震度5弱の揺れを観測。福島県と宮城県の太平洋側沿岸に津波警報などが出され、仙台港では1メートル40の津波が観測された。

 「被害が少ないことを祈るばかりです」

 東北を本拠とする球団の主将として、11年3月の東日本大震災発生後から復興に尽力してきた。「来年は同学年の岸も入るし、優勝を狙える」としながらも災害のことを懸念し、最後まで表情は厳しいままだった。

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2016年11月22日のニュース