T―岡田 糸井の穴は「みんなでカバーする」前向き第一声

[ 2016年11月22日 08:42 ]

T-岡田は来季から選手会長に決まり挨拶する
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 空いた穴は全員で埋める! オリックスの来季選手会長に就任するT―岡田が糸井の退団決定に決意を新たにした。

 「抜けた穴は大きいが、みんなでカバーする。(出場機会が増える)チャンスと思ってやることで、相乗効果というか、そういうのもあると思う。完全に(糸井の穴を埋める)ということにはならないかもしれないが、良い方向に行くと思う」

 新選手会長の第一声は“糸井ショック”を振り払うための団結の呼びかけだった。神戸市内で開かれた選手会納会で2年間選手会長を務めた伊藤光からの引き継ぎが正式に承認。くしくも同じ日に4年間ともに戦った糸井の退団が決まった。

 高い守備力に加え、今季は打率・306、53盗塁で盗塁王を獲得した大黒柱の流出。戦力ダウンは避けられない中、福良監督も現有戦力の底上げで重大難局を乗り切る姿勢を強調した。

 「仕方ないですね。本人が決めたことなので」と糸井の決断に一定の理解をした上で若手の台頭を熱望。「駿太や大城が成長してくれたら。若手にとってはチャンスだから。もし嘉男が残ってくれていたとしても、彼らが(レギュラーを)奪い取るくらいの気持ちでやってほしいと思っていた」と訴えた。

 T―岡田は「嘉男さんが来てからチームを引っ張ってくれた部分、助けられた部分があった。寂しいですが、嘉男さんの野球人生なので応援したい。(自分たちも)しっかり頑張りたい」と思いをはせた。乾杯の音頭では「来年のリーグ優勝、日本一を目指して頑張りましょう!」と宣言。逆襲を期す来季へ新たな大黒柱としての自覚をにじませた。 (湯澤 涼)

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2016年11月22日のニュース