内川いける来季スピード2000安打 右打者8人目の8度目3割も

[ 2016年11月22日 09:40 ]

ソフトバンクの内川
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 今季も存在感を発揮したソフトバンクの内川聖一内野手(34)。屈指の巧打者が今季達成した快挙と、来季期待される記録に注目する。(記録課・志賀 喜幸)

 4番としてリーグ6位の打率・304をマーク。昨季は打率・284に終わり連続シーズン打率3割を7年で止めてしまったが、見事1年で返り咲いた。内川が規定打席に到達するのは9度目になり、そのうち8度で打率3割を達成。規定打席に達しての打率3割超を8度以上は史上20人目の快挙で、右打者となると8人しかいない記録だ。

 なお、歴代5傑を見ると張本勲(ロ)の16度、王貞治(巨)の13度、川上哲治(巨)、若松勉(ヤ)の12度、長嶋茂雄(巨)、落合博満(日)、前田智徳(広)の11度となっており、内川はあと3度でランクインする。また、9度目の規定打席到達で、8度も打率3割をクリアするのは、リー(ロ)の9度、前出の長嶋、若松、落合、前田と山内一弘(広)、和田一浩(中)の8度に次ぎ史上8人目となった。

 ハイアベレージで打ち続けてきた結果、通算安打は1896本に到達。2000安打の区切りにはあと104本と迫った。出場1696試合でここまで積み上げたが、現在のペースなら1789試合で大台に届く計算。これを、過去の2000安打スピード記録に照らし合わせると、福本豊(阪急)が持つ歴代8位の1790試合を抜く速さとなり、10傑入りが期待できそうだ。来季は9度目の打率3割で、スピード2000安打の達成となるか注目したい。

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2016年11月22日のニュース