山田3億4000万円!青木抜いて球団日本人史上最高額確実

[ 2016年11月22日 05:30 ]

フリー打撃を行うヤクルト・山田
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 ヤクルトの山田哲人内野手(24)がプロ7年目を迎える来季の年俸が球団の日本選手では歴代最高額となることが21日、分かった。球団は「トリプルスリー」を史上初めて2年連続で達成したことを高く評価。既に行われている下交渉では、今季の年俸2億2000万円から大幅アップとなる3億4000万円前後を提示しているとみられる。球団の日本選手で過去最高は11年・青木宣親(現アストロズ)の3億3000万円。ミスタースワローズの象徴でもある背番号「1」を受け継いだ憧れの先輩を超えることになる。

 「今まで誰も成し遂げたことのない偉業を達成した。チームは優勝を逃したが、それを差し引いてもあれだけの成績を残したので、最大限の評価になる」と球団関係者。今季は2年連続トリプルスリーに加えて盗塁王のタイトルも獲得した山田に対し、球団側は最大4年の複数年契約も用意しているもようだ。しかし、山田は昨年も複数年契約を固辞しており、今年も単年契約を結ぶことが予想される。

 この日、山田は埼玉県戸田市内で行われていた秋季練習を打ち上げた。今季は死球の影響で133試合の出場にとどまっただけに、「全試合出て活躍したいと思うし、今年は2軍を経験して悔しかった。一年間ケガせずにというのは難しいかもしれないが、1軍で試合に出たい」とフル出場を来季の目標に掲げた。

 来季でプロ7年目。7年目シーズンでの3億超えは高卒野手ではイチロー以来の快挙にもなる。若くして球団の顔となった山田。12月中にも予定されている契約更改交渉の席が注目される。

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2016年11月22日のニュース