中日・吉見 910万円ダウン…広島戦で痛感「捕手育てたい」

[ 2016年11月20日 06:20 ]

契約更改交渉を終えた吉見

 中日・吉見一起投手(32)が19日、ナゴヤ球場で契約更改交渉を行い、910万円ダウンとなる年俸8000万円でサイン。

 19年ぶり最下位からの巻き返しを期す来季の目標に「捕手を育てたい」と掲げた。

 優勝した広島に付けられたゲーム差は30・5。その差の要因の一つに「扇の要」の存在を挙げた。「石原さんが谷繁さんにしか見えなかった。キャッチングや雰囲気…。捕手が固定されているチームは強い」

 谷繁前監督の現役時代、数多くの叱咤(しった)激励を受け、08年から5年連続で2桁勝利を記録。球界を代表する投手に成長した。偉大な先輩に受けた恩は、今度はチームへと還元する番だ。

 今季は杉山、桂、木下、松井雅の4人が先発マスクをかぶり、杉山の86試合が最多だった。「誰というわけではなく、競争に勝ち抜いた人間が一本立ちする。それをアシストしたい」。投球術と積極的な会話で配球面やリズム感、投手心理の深部までを伝える。もちろん全員平等にだ。抜群の制球力を武器に、実績と経験を積んできたからこそ「偉そうな言い方ですが、僕にしかできないこと」と自負する。

 昨年10月に右肘手術。今季は5度の登録と抹消を繰り返したが、21試合の先発で6勝7敗、防御率3・08と完全復活の下地は築いた。強い中日の復活へ。マウンド以外でも労は惜しまない。(桜井 克也)

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